無農薬のゆずでマーマレードを作ったら好評だった。

料理を作った

こんにちは、ペーパーフードコーディネーターのねこけち(@necokechi)です。


家の畑にゆずの木があるんですが、毎年大量の実をつけます。短大時代にマーマレードを作ったことがあったので、ゆずもマーマレードにして、焼いた干し芋を添えてみました。

 

 

女子力高…くない

ウチのゆずの木は樹齢何年か知りませんが、まぁたくさん実をつけます。一個一個は小さいんですが数は多いです。で、その木一本分のゆずマーマレードを作るとなると、もう朝から晩まで、というか豊作の年だと二日かかります。

できるゆずマーマレードは20kgを超えてると思います。ラーメンを作るときのこね鉢や寸胴が大活躍するような、大掛かりな作業です。

女子力高いなんてことは無いです。むしろ男手が必要な作業です。

ゆずマーマレードの思い出

僕の最終学歴は短大卒です。

僕は短大で栄養士の資格を取りました。栄養士の過程は、調理師の養成課程ほどではないですが、料理もします。習ったものの中で、今でも作り続けているのが胡麻和えとマーマレードの二つです。前者はシンプルですが、胡麻が多くて美味しく感じました。今も胡麻は多めにして作るとまわりの評判は良いです。後者は、在学中は夏ミカンだったか何だったか、とにかく柚子では無い柑橘で作ったと思います。僕はそれまでマーマレードというものを作ったことが無かったので他との比較はできませんが、おそらくそう特殊なものではないと思います。食べても何の変哲もない味です。

僕はマーマレードのことが別に好きでも何でもありませんでしたので、短大を出た後も作ることになったのには何ら積極的な理由はありません。家の畑に柚子の木があり、料理の香りづけや、風呂に入れる程度では消費しきれない大量の柚子の処理に母親が困っていたからです。短大時代にマーマレードを作ったことをふと思い出し、柚子でも出来るよな、作ってみるか、と軽い気持ちで作ってみたのが始まりです。近年植えた木では無いようでしたから、それまで柚子は一体どう扱われていたのか不思議に思いましたが、何はともあれ、毎年作り続けて今日に至ります。

昔は女子短大だったところで、地域の高齢者は今でもそこを「ジョタン」と呼びます。高校を卒業したあと、就職もせず、大学にも行かず、嫁にも行かなかった女性が通ったところ、などと揶揄する向きもあるみたいです(昔は知りませんけど、現在はきちんとした学生がきちんとした教育を受けていると思いますよ!)。出身であることを卑下する必要は決して無いですが、殊更に自慢するようなことでは全くありません。

さらに僕は短大に入る前に、大学は単位ギリギリでしたけど何とか卒業していたので、最終学歴という言葉の定義で言えば、本来は大卒とすべきかも知れません。

しかし、小中高の友人とはもう年に一回も会わないことも多いです。大学時代の友人もそうです。そして何より思い出の大部分を構成している「食べ物」について、加齢とともに嗜好が変わり、昔ほどの感慨は無くなってきているように思います。でも短大時代のことはマーマレードを作るたびに思い出します。

当面は自称「最終学歴短大卒」としていこうと思っています。

(2015年の記事と2018年の記事を合わせてリライト)

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